近年、婚活ブームになり気軽に出会える場とされている合コンやお見合いパーティーが盛んに行われているようです。しかし気軽に異性と出会える場なのですが、 参加しても出会えなかった、うまくいかなかったという声もよくききます。 さらに何回参加しても毎回同じ結果になってしまうなんて人も多くいるようです。こういう人は合コンやお見合いパーティーがどういうものなのかを改めて考えてみる必要があります。
1.合コンやお見合いパーティーとは
まず合コンやお見合いパーティーはどんな人が参加して、どんな場所なのかよく考えてみましょう。
(1)恋愛サバイバルゲームの場所
合コンやお見合いパーティーに参加する人は恋人や結婚相手を探しにきている人がほとんどです。つまり複数の参加者が同じ土台に立って自分の気に入った異性の参加者を獲得する恋愛サバイバルゲームの場所といえるのです。
(2)数分から3時間くらいの短時間勝負
合コンやお見合いパーティーは数分から2~3時間の短時間勝負になります。その短時間で相手に素敵な人だと感じさせなければいけません。そう考えるとかなり厳しい状況といえるのです。
(3)第一印象が鍵を握る
特にお見合いパーティーは最初の数分の間にアピールしないといけません。次があるかないかは第一印象が全ての鍵を握ります。
(4)その日に連絡先を聞かないと後はない
お見合いパーティーの再参加を除き、その日に連絡先の交換をしておかないと後はありません。相手との再開の可能性はほとんどないに等しいでしょう。
(5)同じことの繰り返しにハマりやすい
毎回参加しても同じ結果になってしまいループ状態に陥りやすいです。「次こそは!」と思う心理は運営会社の思う壺です。参加したら必ずカップルになれば良いというわけではありませんが、毎回同じ結果になる場合はやり方を改める必要があります。
合コンやお見合いパーティーに参加したら必ず参加者と仲良くなったり、カップルになることが勝ち取るという意味ではありません。できることをした上で気が合う人がいなかったという結果であれば次に期待できるでしょう。しかし何もしないで、ただ時間だけが過ぎて終わってしまったでは、また参加しても同じ結果になってしまいます。そしてその特徴をみてみましょう。
① 第一印象で今後が左右されてしまう
② 数分から3時間くらいの短時間勝負
③ その日に連絡先を聞かなければ後がない
第一印象に左右されて、かつ短時間で少しでも相手に気に入ってもらわないといけません。かなり厳しい状況ですが、合コンやお見合いパーティーとはこういうものなのです。それをクリアするには、次のことを基本として頭に入れておかないといけません。
① 身だしなみをきっちりして、笑顔で挨拶して、とにかく第一印象を大切にする
② 短時間で会話を弾ませて、もう少し話がしたいと思わせる(興味を持たせる)
③ 最後になんとか連絡先を聞く
2.合コンでのコツ
合コンの席ではいかに相手との心理的距離を近づけていけるかが重要なポイントです。心理的距離が近づけば、親密な関係になり信頼関係も構築されます。そして二人の世界ができあがり、相手にとってその場では特別な存在になります。もちろん、参加メンバーによっては気に入らない人しかいない可能性はあります。
(1)共通の話題を見つけていく
短時間の合コンではお互いの共通点を見つけ出して、気の合いそうな人という印象を持ってもらうことが重要なポイントです。好きなドラマや映画、音楽などの趣味や好きな食べ物でも構いません。 プロフィールカードの交換などがある場合、プロフィールカードにそれらを 記載しておきましょう。プロフィールカードの交換がない合コンでは 質問をして共通点を見つけていくようにします。共通点狙うわけですからあまりマイナーな内容は避けておいたほうがいいでしょう。
(2)受容と共感をして、時には相手を褒めてみる
相手の話を聴くときはもちろん受容と共感をするように心がけましょう。相手の話を聴きながら「それでそれで?」「すごいね!」などの感情表現を含めた相槌をすることで共感もできます。自分の話をするときは具体的な場面や出来事、感情が相手にもイメージできるように話していくことが共感に繋がります。合コンの席でも話を聴いてくれる人というのは好印象にもなりますので、自分の話より相手の話を聴くことを優先するのがポイントです。また、相手の話を聴いていて褒めてあげられる部分が見つかれば褒めてあげることで、より好印象を与えることができます。
(3)その場の雰囲気に逆らわない
会話が弾んでいるのであればいいのですが、話題が見つからないようであれば無理をして探し出さないようにします。合コンはある意味団体行動といえますので気に入った人がいるからといって、周りの状況を無視して、その相手だけを集中的に質問責めをしたりするのは避けましょう。なお、他の人の話題に入り込めない場合は無理に入ろうとせず、話題が変わるのを静かに待っていましょう。
(4)連絡先を聞くタイミング
連絡先の交換は合コンの場によってさまざまですが、その場限りなので最後に思い切って連絡先を聞くようにしましょう。いくら会話が弾んでいても最後に連絡先を聞いておかなければ全てが無駄になります。 自信がない人は少し遠慮気味に「連絡先を交換してもらってもよろしいですか?」という感じで聞くのがコツです。
3.お見合いパーティーでのコツ
お見合いパーティーは合コンと違って複数の異性と出会えるのでヒット率は高いようにみえます。しかし複数かつ短時間型のお見合いパーティーは数分間という中で相手に好印象を持たせないといけません。ここでは数分というその短時間でのお見合いパーティーでのコツを紹介します。また、フリータイムがあるお見合いパーティーであれば合コンでのコツで紹介したテクニックを使うのもいいでしょう。
(1)共通点を見つける
共通する趣味や話題を見つけていきましょう。「ご趣味は?」という形式的な質問の仕方をするのではなく「休みの日は何をして過ごしていますか?」、「お仕事は何されていますか?」、「どんな音楽を聴きますか?」、「どんな映画を見ますか?」といった感じで共通点を見つけ出していきましょう。
(2)アピールポイントをハッキリさせておく
あなたのキャラクター面でのアピールポイントをハッキリさせておきましょう。「特技は野球、英語、料理・・・」など複数あると、かえって印象が薄くなりますので、これだと思うことだけにしておくとよいでしょう。そうすれば「野球と料理が得意な人」などという印象を与えやすいです。
(3)会話のキャッチボールをする
合コンのコツでも基本は相手の話を聴くことを優先としていますが、お見合いパーティーに関してはそんなことをしている時間はありません。相手の情報も取得しつつ、できるだけ自分の情報を相手に伝えることが印象付けることに繋がります。
(4)行きたい場所を伝えておくと有利
行きたいお店や旅行したい場所などを伝えるのも共通点を見つける一つの方法です。 特に趣味がない場合は行きたいお店や旅行してみたい場所、ドライブしたい場所などを相手に伝えることによって共通点を見つけるだけでなく、楽しそうな人だと思わせることにも繋がります。
(5)プロフィールカードに自己アピールを書く場合
ほとんどのお見合いパーティーにはプロフィールカードの交換というものがあります。そして、このプロフィールカードがすべての鍵を握ります。プロフィールカードに少し具体的なことを書いておかないと、相手に印象付けるのは難しく会話は弾まないでしょう。自己アピールポイントも「よく優しいといわれます」、「おとなしい人です」などと書いているのをよくみます。しかし、少し考えてみてください。何がどう優しいのか全く伝わっていません。まして「おとなしい人」というは自己アピールにもなっていません。プロフィールカードを見た相手がそれをどう感じるかがポイントですので「人の悩みをつい聞いてしまうタイプです」、「いつも人の顔色を伺ってしまいます」、「恥ずかしがりやで人前で緊張してしまうタイプです」など少し具体的に書くようにしましょう。基本は相手に興味を持ってもらうということを念頭に入れて書くのがコツです。
(6)プロフィールカードに趣味を書く場合
よくありがちなのが趣味は「旅行」や「ドライブ」、「買い物」などといった漠然としたものを書いている人がいます。たしかに「どこに旅行に行きたいのですか?」、「どういうお店に行きたいのですか?」というように疑問を持たせることはできますが、数分という短時間ですので、この質問のやり取りですら時間の無駄になります。プロフィールカードに自分の趣味を書く場合でも、海外旅行でハワイにいってみたいや、山にドライブに行って素敵な夜景を見たい、カジュアルな洋服店で買い物がしたいなど、もう少し具体的な部分まで書くようにしましょう。