1.相手の特徴を分析してみる
ここでは相手の特徴を見極めるコツを紹介しますが、人は意外な一面があったり、表面上と違っていたりしますので、絶対に相手のことを決め付けてはいけません。あくまで見立てていく方法です。
(1)好みのタイプ
その人の過去に好きだった人や付き合った人の話を聞いてみて見立てていくのがポイントです。相手にとって好きになったキッカケ(付き合ったキッカケ)、どういうところが好きだったのか聞いてみるとその人の本来のタイプが見えてきます。
(2)褒めるポイント
褒められて嫌な気分になる人はいませんが、人よって最も褒められて嬉しいツボは違います。その部分を褒められると嬉しい気持ちになったりするのですが、本人すらそのツボに気づいていない場合があります。相手の褒めるツボを見極めるには、マメに褒めていきながら受け答えたときの表情や感情を見ていくのが一つ。また、一生懸命に自分の価値観を伝えようとしている場合はそこがツボになります。
(3)恋愛観
ここでいう恋愛観とは相手が理想とする恋の始まり方や付き合い方のことです。人によってドラマチックな恋愛やロマンチックな恋愛、逆にそういうものは別に興味ないなどいろいろあります。どういう恋愛がしたいのか直接聞いてみるのも一つですが、好きな恋愛ドラマやアニメ、物語などをさりげなく聞いてみるとストーリーに共通点あったりする場合があります。ただし、自分がそれと同じようなシチュエーションを無理に作ろうとすると不自然になってしまいますので注意してください。あくまで相手の恋愛観をチェックしておいて、そのタイミングが来たときに役立ちます。
2.信頼関係を構築する
お互いに関係を発展させていくにはためには、ある程度の信頼関係が必要になってきます。信頼関係を発展させる方法として最も強力なのが自己開示です。自己開示とは相手に自分の夢や悩みを打ち明けていくことで、それにより相手も自己開示をするという返報性があります。たとえば、自分の趣味の話をすると相手も趣味の話、自分が深い相談事をすると、相手も同じレベルの深い相談事をするといった感じです。これは「そこまで話してくれたから自分も話す」という心理が働くからです。このように自己開示していくことで親密になって関係が深まっていきます。では、自己開示のポイントをみていきましょう。
(1)相手を信用していく
「あなたを信用している」と相手に印象を与えるような発言や行動を行う。たとえば自分の持っている大切なものを相手に貸したり預けたりするのも一つの手です。ただし、あまり高価なものだと相手に気をつかわせたり、負担になりますので避けるようにしましょう。無理に押しつけたりすることも辞めましょう。
(2)相談事をする
相手に相談をしてその問題を解決していくと、二人で一緒に壁を乗り越えることから「この人となら一緒にやっていける」という印象を与えるメリットがあります。もちろん親密になればなるほど、深刻度の高い相談をしやすくなりますが、深刻すぎる相談事も相手に負担を与えることがあります。特に金銭面の悩みや両親の病気などはかなり深刻度が高いでしょう。自分の悩みがどのくらい深刻なのか考えてから相手に打ち明けるようにしましょう。小さな内容から相談して関係を深めていくのがポイントです。 以下、親との関係の例を深刻度として表しています。
深刻度
低 「わたしの親、人のやることにいちいちうるさくて・・・」
中 「わたし、昔から親と相性悪くて・・・」
高 「わたしの両親、仲が悪くていつも喧嘩して・・・」
特 「実は父親が肺がんで・・・」
(3)嘘偽りのないようにする
自己開示ですから嘘や偽りがあってはいけません。自己開示に嘘や偽りが含まれていれば話に現実感がなくなったり、相手に嘘や偽りを見抜かれたら信用を失ってしまいます。
(4)電話で相談してみる
電話は、自分の姿が相手に見えないので自己開示しやすいメリットがありますが、相手の表情が見えないというデメリットもあります。相手と会って相談事をしていると暗い雰囲気になることがありますので、そういう場合は電話で相談してみるのも一つです。最初はメールなどで「ちょっと聞いてもらいたいことがあるんだけどいい?」と相手に確認をとってから相談するのがベストです。
(5)自己開示しすぎない
あまりにも自己開示しすぎてしまうと、相手がそのペースについてこれないようになってしまいます。距離の心理学を考えて、お互いのプライベート侵害になるくらいまでの自己開示をしないようにしましょう。
(6)自己呈示はしないこと
自分を演出して相手に特定の印象(自分は優しい、頭がいいなどの印象)を与えようとすることを自己呈示といいます。自己呈示は話の内容が不自然になってしまったり、無意識にその印象を与えようとして強調してしまったりします。それを相手に見抜かれてしまうと、逆に悪印象を与える可能性がありますので自己呈示をしないようにしましょう。
3.恋愛を意識させる
コミュニケーションが上手くとれて信頼関係が構築できても、相手が恋愛として意識していない場合、恋愛とはちょっと違うといった「ただの友達」や「いい人」で終わってしまいます。これは恋愛の刺激がない状態です。そこで自分に好意を持っている人を好きになる好意の返報性(互恵性)を利用して相手に恋愛を意識させてみます。誰かが自分に好意を持っていると知ると、その人のことが気になります。
(1)間接的な言い回し
さりげなく「~さんが彼女だったら幸せだろうな」、「~さんといると楽しいよ」などと言ってみて、「あなたのことが気になっていますよ」ということを間接的に伝える方法です。状況によっては「好きになりそう」と言ってみて相手の反応を見るのも一つです。
(2)軽くヤキモチ表現をしてみる
相手が他の男性と仲良くしていたら、少しすねた態度になってみます。そこで相手が「何か怒っている?」と聞いてきても「別に怒ってないよ」と返します。ヤキモチを焼いていることを相手に伝えることがポイントです。
(3)第三者の利用
相手の友達や知り合いに「~君のこと気になってきている」と伝えてみたり、相手のことを褒めたりしていると、第三者から直接本人に伝わることがあります。もちろん、その第三者ともコミュニケーションはとれていないといけません。そして、その後の相手の反応をみてみましょう
・相手に変化がない場合
もう一度くらい意識させるようにしてみて、変化がなければその状態を維持しましょう。内心は気付いている可能性はあります。
・避けられるようになった場合
かなりあなたを意識している可能性があります。ここで悲観的にならず、相手と話すきっかけがあるまで一歩引いていましょう。相手もどう対応すれば迷っていることが多いです。ただし、本当に避けられている場合もありますので、しばらく様子をみていましょう。
・好意的になった場合
めずらしいケースですが、時々あるようです。その場合、あなたに好意を持っている可能性は濃厚です。
4.恋愛の駆け引き
恋愛テクニックにはこの恋愛の駆け引きが重要なポイントになります。恋愛上手は押しと引き(恋愛の駆け引き)が上手かどうかで決まるともいわれています。「押してもダメなら引いてみな」とはよく言いますね。恋愛の駆け引きは相手と親密な関係になっておくことが条件です。ただし、恋愛の駆け引きは相手によっては避けたほうが良い場合もありますので注意してください。では、恋愛の駆け引きのポイントを見ていきましょう。
(1)押しと引き
押しと引きのタイミングは人それぞれですので、状況をみて判断します。「押し」の場合は自分の気持ちを相手にぶつけていくのであまり問題はありませんが、テクニックのポイントは「引き」です。引きはしばらく相手と距離を置くことです。
(2)引きのときは感情を抑える
相手のことが心配でいてもたってもいられなくなると思いますが、引いている時は自分の感情を抑えましょう。自分の感情でアプローチしてしまうと引きの意味がなくなります。
(3)引きすぎに注意
あまりにも相手からのアクションがない場合は自然消滅になってしまうことがあるので、一旦は駆け引きを終わらせましょう。引きが通用しない相手か、まだ押しが足りていない、相手の感情がまだ恋愛の駆け引きをするまでにいたっていない可能性があります。
(4)他の男性と話してみる
相手に他の男性と仲良くしているところを見せることでヤキモチを焼かせてみるのがポイントです。あまりしすぎてしまうと、本当に相手も引いてしまいますので注意してください。
(5)相手が追いかけてきた時
相手が追いかけてくれば引きはほぼ成功でしょう。但し、ここですぐにアプローチするより、あと一歩引きを入れるとより効果的です。
(6)相手が不機嫌になった場合
相手と距離を置いている間に、他の男性と話している姿を見て不機嫌になっていたり、連絡していないことにネガティブになっている時がタイミングです。そうなれば恋愛の駆け引き効果が充分でていると思いますので、優しく接してあげましょう。